Kleine Schuleとは?
わたしたちは逗子で育ち音楽の道に進み、ドイツで学びロシアの歌劇場オーケストラで働いていました。
ところが新型コロナウイルス感染症とロシア・ウクライナ戦争の影響で帰国を余儀なくされ、自分たちが想像していたよりも早く故郷に戻ることとなりました。
これからは
故郷のこどもたちに自分たちの海外での様々な経験を伝えていくことができればと思い、
Kleine Schule クライネシューレ
( ドイツ語で「小さな学校」の意)
を開校しました。
ドイツやロシアではこどもがトランペットや打楽器をはじめる際、町にある音楽教室でプロの奏者に習います。日本の一般的なピアノ教室と同じように、教師と一対一で学び、ある程度習熟が進んでから連弾などのグループレッスンなども受けるようになります。
しかし日本では、多くのこどもたちが吹奏楽部などの部活動で独学同然に管打楽器を始めるため、正しい知識や奏法を身につけることが難しい環境にあります。これは実際に、わたしたち自身もそうでした。
ピアノはピアノ教室に通うのに「トランペットや打楽器は部活でやるもの」という選択肢しかないのは不思議なことです。
学校の外にも、もっと身近に、こどもから大人まで 幅広く音楽を学んだり楽しめる場をつくりたい。
そんな思いで、わたしたちはいつでも皆さんをお待ちしています。
齋藤友亨・梨々子